メンタル病んじゃった日記

メンタル病みました.以下,別に面白くもなんともない備忘録.

 

原因

経緯についてはあんまり詳しくは書けないけど理由は以下のような感じ.

  • 仕事が忙しすぎた

奥さんから狂った会社で働いていると思われているくらいにはいつも忙しいのだが,GW前後は特におかしかった.GW前くらいからハプニングが発生して半月ほど宿泊を伴う出張を頻繁に繰り返しており、出張先では毎日0時まで働くような生活が続いていた.社会人博士課程での論文執筆も重なり,睡眠だけは死守していたがヘロヘロだった.

 

  • 普段行かない別のオフィスの雰囲気が悪すぎた

これが一番の原因な気がする.ハプニングの内容がかなり重大で,別のオフィスにいる元々苦手だった上司の機嫌がとにかく悪く,職場の雰囲気が最悪だった.

自分が何か言われていたわけではないけど,悪口や怒鳴り声を聞き続けて常に過緊張のような状態にあったのがかなりこたえた.職場で他人の悪口を大勢に聞こえるように言うな.

あと、仕事でやらかした時にこんな感じで罵倒が飛ぶのかというのが身に刻まれてしまい,会社や組織に対する不信感がどんどん膨れていった.

 

  • 仕事のプレッシャー

出張が続く中で本来の仕事を放置しすぎたため,1人だけ出張から解放されて帰された.

助かったとは思ったが上司たちは引き続き出張先に拘束されたままで,出張に行ってる間に遅れに遅れた業務を1人で進めていくことに大きなプレッシャーを感じていた.

 

で,どうなった?

とある週末,私以外の部のメンバーは相変わらず出張先に拘束されていたので,自分も家で作業をしようとしたけど,全然集中ができない.

今思えばこの時はもう,「休みたいけどみんなやってるから自分もやらなきゃ」「休みたいけど休んだら遅れている業務がさらに遅れる」みたいな思考に取り憑かれてて,休むことも選べないような状態だった.週末なのに.

作業をしていて,ある計算のミスを見つけた瞬間に自分の中で「無理だ」という感情がどんどん湧いてきた.そこからいろいろな不安(仕事は終わるのか,問題なく最後までできるのかなど)が大きくなり,家にいた奥さんに話をしているうちに泣いてしまった.

自分でも自分の様子がおかしいことは認識していたし,奥さんも同意見であったので上司が出張先から帰ってくる月曜の午後のタイミングでアポとり.

月曜はどうにか会社に行ったけど,仕事に集中できなかったのでとりあえず会社に常駐している保健師のところに行った.そこで話をしていてめちゃくちゃ泣いてしまう.見ず知らずの成人男性がいきなり泣き出しても落ち着いて話を聞いてくれる保健師はすごい.

午後の部長との面談でもめちゃくちゃ泣いてしまう.部長も冷静だった.さては慣れてるなオメー.

総じて仕事ができる状態にないと判断されそのまま引き継ぎを行い休みに突入。

 

病院へ

保健師さんから病院を数件紹介してもらったので自分で電話したが,どこの病院も初診だと最速で2週間後と言われる.一番長いところは4か月後だった.それ予約する人おるんか?

心療内科は先生との相性による」といろんな人からアドバイスをもらっていたが,結局自分も2か所の病院に行くことになった.ただ,相性というよりは,こちらが病院に慣れてなかったのも原因だったと思う.

1か所目の病院では,治療方針の希望の伝え方とかどういう治療になるのかということを全くわかってなかったため,納得のいく説明と方針がもらえなかった.それを踏まえたうえで2か所めの病院では限られた時間で上手く伝えることができたので結局2か所目の病院でおせわになることに.

意思決定能力が弱くなるというのも症状の一つであるそうなので可能なら家族と行ったほうがいいと思った.

診断書が出るまでは有給使うしかないので有給を大量消化したが,余りまくっていたのでまあそれは問題なし.

 

感想

症状について

メンタルがやばくなると眠れなくなるとか顔の筋肉が痙攣するとか,そういった前兆があると聞いていたけど、身体的な前触れは特になく突然の発症だった.眠れないとか食欲がないといったことはなく,おなかの調子だけがあまり良くないような状態なので,かなり軽傷ではないだろうか.軽傷の段階で離脱できたのは,奥さんの客観的な意見のおかげだと思う.自分一人だともっと無理して重症になっていた気がする.

休み始めてからも身体的な症状はおなかの調子がよくないだけで変わらずなのだが,会社のことを考えたりメールを見るともやもやとした感覚を胸のあたりに覚えることがあった.梅干を見ると唾が出るのと同じでこういったことはよくあるらしい.黒の組織が近づくと瞳孔が開いていた初期の灰原哀みたいな感じか.

 

休んでから

家ではのんびり本を読んだり研究をしたり家事をしたりしている.上述の通り軽症なので、正直、家にいる間は体調崩す前と特に過ごし方は変わらない。研究は今回の件とはあんまり関係なく自分でもできると判断できたので行っているが,拒否反応もないしあまり何もしないのももどかしいのでちょうどいいリハビリだと思って続けてみる.

あとはティアキンですね.最近は職業:勇者と言っても差し支えない.

転職のことも考え始めた方がいいんだろうなとは思っているが,今回の原因に対して会社がどう対処するのかとか会社の出方にもよるので,今は情報を集めたり転職の本を読んだり転職経験者の話を聞いたりしている.

 

こんな状態になってやっと仕事に対する向き合い方を真剣に考え始めた.今まで時間も頭のキャパも仕事に大きく割いていたけど,これからはどうしていきたいかをよく考えたい.金銭面では損してるし,休むことは不本意ではあるんだけど,いろいろな考えや行動のきっかけになるという点では悪いことばかりではないかも知れない.というのがめちゃくちゃありきたりだけど今の正直な感想.